■皮膚の基本構造と働き
皮膚の面積は大人で1.5~2㎡、重量は体重の16%を占める人体で最大の臓器です。
皮膚と真皮から構成されていて、真皮下の皮下組織も広い意味で皮膚に含まれます。
真皮にはコラーゲン、エラスチンなどのタンパク質があり、皮膚を支え弾力性を保っており、血管や神経の末端が豊富に分布しています。
外界と直接ふれるために皮膚は、
・水分の喪失や透過を防ぐ
・体温を調節する
・微生物や物理化学刺激や整体を守る
・感覚器としての役割を果たす
など、生命を維持するための必要不可欠な機能をさまざま持っています。
■皮膚は外臓!?
心臓や肝臓、胃などは内臓と呼ばれていますが、直接私たちの目で確認する事は出来ません。
皮膚は「最大の臓器」と表現されています。臓器であるとすれば、いつでも直接目で見ることができ、直接触れることができる唯一の臓器ではないでしょうか。
皮膚は内臓ならぬ、「外臓」といってもいいくらいです。
■リリース方法
軟部組織リリースでは、筋肉を緩めた状態で、筋繊維に添って圧力をかけることにより、皮膚と浅層筋膜の癒着をリリースします。